日本百低山No.80 三本杭(1226m) トレック
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三本杭 はどんな山?
愛媛県宇和島市南東部、四国南西部の山地の一角。滑床山とも呼ばれる。1226m。山名は江戸時代までさかのぼる。当時、近くの「横ノ森」ピークにあった3藩の領地境界標柱に由来すると言われる。その3藩とは宇和島藩、伊予吉田藩、土佐藩。
動画でも紹介させて頂いてます。↓
行程
前日宿泊した姫鶴平キャンプ場から登山口の「鹿のコル」へ向かった。「鹿のコル」を選んだのは、午後から雨なので、どうしても午前中に下山したい、そこでマップで見ると「鹿のコル」が一番近そうだと。実際その「鹿のコル」から入山した。しかし、キャンプ場からその「鹿のコル」までのルートがなぜか昨日見たルートと違ってた事件発生。ナビの音声に従順に走ったわけだが、宇和島から「鹿のコル」へ、ではなくかなり遠回りの道を進んでしまった。途中に寄った道の駅で「清々しい朝だぁ」とかい言いつつもよく考えたら昨日地図上に見たことないじゃないか・・・屋内大橋(口屋内沈下橋)から北へ登っていく道はかなり困難だった。出来るだけ宇和島からのアクセスをお勧めする。登山前に疲れ果ててしまうもんね。
姫鶴平を早朝出発。撤収の際、両側のキャンパーさんすみませんでした!
441号線の川沿いを気持ちよく走行。この川の名を道の駅で知ったが、あの四万十川だったんだね!
道の駅 「よって西土佐」 で休憩。もちろんまだ開店はしてない。対岸には四万十天文台が見える。
この後しばらく進み、441号線を鋭角にほぼ180度右に折り返して、細い道を進むと、屋内大橋(口屋内沈下橋)が現れた。一瞬何かの間違い?通っていいのか?などなど混乱した。見た目怖いし、対向車来てもバックはしたくない。
この橋は始まりに過ぎず、この後が大変だった。道は狭いし見通し悪いしで。
前方からのトラックは想定外だった。バックして譲ろうとしたが、クラクション音が聞こえて振り向くとなんとトラックがバックしてくれてた。お仕事中ごめんなさい。そしてありがとうございます。
次の事件は子イノシシが道端で何か食べてるんだけど、かなり近づいて、やっと車に気づいたかと思うと猛ダッシュ!この後の山でもそうだったけど、あまり耳は発達してないのかな?それとも夢中すぎ?子が居るということは親が近くに居るということでもあり、更にスピードに注意して進んでいく。親イノシシに告げ口されてないことを祈る。
なんとか「鹿のコル」に07:40到着。ここだけかなり広い駐車スペースが出現して意外だった。
登山の記録
「鹿のコル」の駐車場はどうだろう、10台は余裕かな?
登山口には「八ツ面山 方面」の表記しかなく、三本杭の表記はない。まっ 気にせず行きましょ!08:00入山。
歩き出して気づいたのは、足元の木の根っこが多いこと。登山靴は靴底が厚いからなのか、つまずきやすい。老化かもしれないけど。
大久保山の標識とは別に右側にも登山道あり。もしかしたらショートカット出来るかも!
雲行きが更に怪しいので、時間との勝負状態となっている。
獣道だとチャレンジしないけど、踏み込んだ後もある道なので、思い切って行ってみた。
結果・・・ナイス!ショートカットだった。反対側には表記があるのに鹿のコル側にはないなんてね。だけどショートカット側はしばらく歩くと路面が見えないほどの草むら状態だった。
草むらを過ぎると前方で何やらゴソゴソの気配が!緊張するよねー よく見ると小動物が土を掘ってるんだか、匂いを嗅いでるんだか。5mほど近づいても気づかず。足をわざと小さく引き摺って静かに気づいて頂く。ビックリさせると後がコワイので。すると一目散に駆け出した。さっき車で脅かしてしまったあの子だった!って訳ないか。子イノシシだった。近くに親が居ると思うので、静かにそして急いで過ぎ去る。そして親イノシシに告げ口しない様祈る。
ショートカット成功が分かったのは、後方に大久保山の表示となったからだった。登ってないのに過ぎたって事だもんね。次に向かう八面山は登らないといけないらしい。行きは登ったんだけど、帰りはなんと八面山もショートカット出来る道があった。ちょうど下記の標識の八面山へ向かうと左にも道があり、それがショートカットだったのだ。その道がここに合流していた。
八面山 勢いで登ったけど三本杭どこ行った?奥に進むとやっと「三本杭」の標識が。
「熊のコル」過ぎたあたりから傾斜がキツくなってきた。三本杭を登っているんだろうか?
なんとか登り切ったらなんとゲートがあって、そのゲートは閉まっているではないか!近所をうろうろしたが、行き止まりに間違いない、マジか!? しばらくして、もしかしたらゲートを通るのでは?と天才的なひらめきを得た。その通りだったというね。もう少しで引き返すとこだったじゃないか!今までに居るのかな?ここで引き返した登山者さん
この立派なゲートの後にも2つのゲートがありました。もちろん迷わず開閉っすよ。
三つ目のゲートを過ぎると程なく山頂を迎える。切り開いてあるので、素晴らしい見晴らし。
「三本杭」を登ってみて
天気予報から一度は諦めかけたが、なんとか無事に山頂までの往復を終える事ができた。残念ながら時間の関係上、付近の滑床渓谷などに足を伸ばす事ができずじまいとなった。それから今回も「宿坊」を見つけたが、果たしてどんな信仰をいつ?どの山で、どの辺で、どの様に?など興味をそそる課題を残す結果ともなった。「宿坊」は本当に今一度調べてみようかと考える。
また、帰りは宇和島方面に向けた道を通ったわけだが、やはり、狭く細心の注意が必要だった事をここに書き留めておく。行く時は注意してね。
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